Part 2 / Forms / The <form> element
前の章では、データをサーバーからブラウザに取得してくる方法を見てきました。時には、その逆方向にデータを送信する必要があります。そこで、web プラットフォームにおけるデータ送信方法である <form>
の登場です。
todo アプリを作ってみましょう。すでに src/lib/server/database.js
にセットアップ済みのインメモリデータベースがあり、src/routes/+page.server.js
の load
関数で cookies
API を使用しているためユーザーごとの todo リストを持つことができるようになっています。ここでは新しい todo を作成するための <form>
を追加する必要があります。
src/routes/+page.svelte
<h1>Todos</h1>
<form method="POST">
<label>
add a todo:
<input name="description" />
</label>
</form>
{#each data.todos as todo}
追加した <input>
になにか入力して Enter を押すと、ブラウザは現在のページに対する POST リクエストを作成します (method="POST"
属性があるため)。リクエストの結果がエラーになっているのは、その POST リクエストを処理するためのサーバーサイドの action が作成されていないからです。では、それをやってみましょう。
src/routes/+page.server.js
import * as db from '$lib/server/database.js';
export function load({ cookies }) {
// ...
}
export const actions = {
default: async ({ cookies, request }) => {
const data = await request.formData();
db.createTodo(cookies.get('userid'), data.get('description'));
}
};
Enter を押すと、データベースが更新され、新しいデータでページがリロードします。
fetch
コードなどを書く必要がなかったこと、データが自動的に更新されることにご注目ください。そして、<form>
要素を使用しているため、このアプリはたとえ JavaScript が無効または利用できない場合でも動作します。
initialising